bar outlaws'71(バー アウトロー/大阪 天満橋 谷町)★アウトロー山本裕之のひとりごと(編集後記にかえて)★2007.7.17 ★2007.7.17   all apologies

  ありがたいコトに僕には僕を支えてくれている友人たちがいる。

  彼らがどう思おうと僕はそう感じている。そして僕も彼らのコトをいつも心配している。なぜなら彼らは今でもチームメイトだからだ。
  僕の通ってた中学校は同和教育に力を入れていて公立校にしては設備も整っていたしグランドも広くクラブ活動も盛んだった。そんな環境の中で彼らに 出会い、 今もなお不思議と通じ合っている。年に何回か(ヒトによっては数年に1回)しか顔を合わさないのにホント不思議なんだけど一緒にいなくても彼らが 何をして いるか解るのだ(よく羨ましがられるのだが)。..........まさにチームだ。
  高校や大学やその他の僕の所属した場所での友人もいいヤツばかりだが、ここまでの絆は今のところ築けていない。
  因みに、この中学校の卒業生つまり先輩後輩も含めて、何かしら絡み合う縁があるらしく結構あちらこちらで知らず知らずに巡り会う、有名大学にはよ くある話 だが大学ほど数がいないのにもかかわらず、だ。
  まぁそんなにガラのいい学校ではなかったので生き残る為にみんな必死でがんばってるからだろう。........面白いコトに、公務員と飲食業と 何か創る 仕事とかヤクザなヒトが多い.........がんばる仕事(?)ばかりだ。

  なんとか彼らのおかげでココにいるので今回はちょっとだけ僕自身を分析します、存在理由の確認。
  分析やマーケティングなんかの必要性は認めるが正直苦手だ。しかし己を知るコトは重要だしそこから始まるのだから、たまには立ち止まって自分を見 つめ直さ ないとね。ただ何より必要で重要なのは、いかに楽しく包括し ていくか だ。

  僕はこのコラムの中で結構好き勝手なコトを述べてきた。ヒトによっては僕を憎み、ヒトによってはリスペクトしてくれた。このコラムによって僕はオ ピニオン リーダーなんかにはなりた くはないがハッピーに生きる術を模索しみなさんに提案はさせていただけていると思っている。
  しかし僕自身は突き詰めればそんなにエライニンゲンではなく、さほどの主義も主張もない無知な馬鹿野郎である。(ちゃんと考える努力はしてます が............)
  ★2006.12.24 症候群の中の "グランジ症候群" だし 超"海外ドラマ依存" だし "ブランド . ステイタス浪費" もするし "賞味期限切れ" も否めない。つまり、ただの俗にながされたカッコ悪いコヤジのひとりである。
   ヒトの思いやモノゴトの本質を見る力が多少その辺の人々より優れている、その点だけが唯一の救いでなんとか今まで生きのびてきたのだが、本質を重 視して生 きすぎた のと 自分の欲望を押さえない性格上、たくさんのヒトを(友人ですらも)傷つけてきてしまった。だが今日という日に今更35年分の安易な懺悔はすまい。 なぜなら 傷つけてしまった方々にはホントに申し訳ないが、 僕は後悔覚悟の確信犯で常に考えた上で行動してきたからだ。そう、そこにはそうする理 由があったのだ。たとえ予想外の結果になって後悔したり、憎まれ たりするコトも全て僕の責任だし、それが、僕だ。 だから......all apologies.

  その僕を寛容に見守ってくれたのがその友人たちだ。

  僕は10歳の時からサッカーをはじめて23歳まで真剣にプレイした。(中学のサッカー部は100人以上いたなぁ......)
  僕は主に左サイドのディフェンダー(現代サッカーでは何て言うか知らない)だった。少し足 も速かったので前線にオーバーラップして時に攻撃に参加した、僕が前に行くと僕の前のポジションのヒトが僕のポジションに下がりフォローしてくれ る、そん な 信頼関係というのを サッカーで初めて学んだ。

   今、僕はいろんなスポーツを観戦するが、どの競技の本質もほぼ同じだと思う(個人競技は除く、根本が違う)が、サッカーは特にエゴと調和のバラン スが求め られるメンタルスポーツで、プレイヤーの性格性質を人生と重ねみるコトのできるスポーツでもある。
  僕の場合、基本は守りで、時機が来たら信頼関係をもとにトコトンまで攻める、妥協はしない、流れがこちらのチームにないと熱く声を出して盛り上げ る、また ディフェンス間でシステムを構築しゴールを捨て身で守る、流れがこちらに向くとフォワードの選手のためにラインを押し上げていく。....... これ、僕 の人生 そのもの だ。
  僕自身は能力のある選手ではないがチームメイトと同じゴールを目指すコトで初めて勝利を得られる。そしてそれらの思いはかけがえのない絆となって いる。 きっと、戦友 とはこういうものなのかもしれない。

  これは僕のバー運営としても同じで、お客さんはチームメイトで、ココロから信頼関係を築き、時に背中を押し、時に守り、時に叱咤激励し合い、なん か安っぽ く聞 こえるかも知れないが一緒にハッピーな未来という ゴールに向かってシュートしていきたい。(団体競技が苦手な方には理解してもらえないかも知れないなぁ..........でもマジですよ)


  余談だが、サッカーは娯楽的観戦には向かない。
  流れが速すぎるし目に見えないメンタルな部分が得点方法より面白いからだろうか。チームプレイとしては、アイスホッケーやラグビーやアメリカン フットボー ルやF1(ハミルトン!!!)が観戦向きでハマる。そして、スポーツ全般考えても技術(戦略)もフィジカルもメンタルも ファンも総合的にバランスがとれて老若男女楽しめるのはやはり野球であろう、これだけスポーツを観戦してきてもそう思う。
  まぁ、サッカーのメンタル部分が分かってもらえればホントはスゴく奥深いんだけど、チャラけて見えるからなぁ......点もなかなか入らんし なぁ.........



  僕と友人たちの絆とその存在は、僕のひとつの道標になっているコトは確かだ。
  エゴだらけでコミュニケーションの苦手な僕を、寛容に黙って支えてくれて、いろんなコトを気づかせてくれた友人たちにココロから感謝します。僕は 彼らのお かげでココにいる。
  もう実際にサッカーできるカラダではなくなったが(はははっ...泣)、僕はいつまでも彼らのチームメイトでいたい、と、干支を3回重ね恥ずかし ながら初 めて友情を感じた今日、2007年7月17日だ。


.................................今回はホントひとりごとでした。酔うてるからやから許してね。






  追記..................若きバーテンダー諸君、bbsやsnsなんかで何を書かれても動じるな、キミたちはけして間違ってはい ない、や るべきコトを信じてすればいい、それしか我々の存在価値はないのだから。やれやれ..............

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